開業前の2~3年は人生を変えます。

患者さんを診て、「もうちょっと早く来てくれたら・・・」と思うこと、ありますよね。

開業直前の先生から相談を受けたとき、私はよく同じように感じるのです。
「あと3年早く相談してほしかった・・・」

というのも、下積み時代にやるべきことをやっていない、または間違った方向でがんばってしまった先生が多いのです。

このサイトを作ったのは、世の中に、1.無知な感想 2.ポジショントーク 3.耳ざわりの良い話の3つが氾濫しているからです。

1.無知な感想とは、自分が知らないことを知ったかぶって話すことです。よくあるのは規模感が違う医院同士でマウントを取り合うこと。大学の先生が学生相手に開業事情を話したり、開業医が大学に対して評論するのも無知な感想ですね。それぞれに価値観と役割があるのですから、本来はリスペクトしかないはずです。皆、同じ歯科医師ですから、地域医療に貢献しながら自分自身も経済的に豊かになりたいという思いは同じでしょう。

2.ポジショントークというのは、例えば自院への採用を意図していたり、あるいは名誉欲だったりを動機にしている人の話です。俺はすごいとか、努力しろとかはこのパターンが多いですね。

3.耳ざわりの良い話というのは、あなたにとって受け入れやすい情報とか、やたらとキラキラした話です。開業に成功している先生は、開業前の3年で何をすべきか知っています。しかしその中には「言うと嫌がられる」話が少なくないので、若手の先生に質問されても耳障りの良い話でお茶を濁します。

これ以上書くと叱られるというか、自分にブーメランが突き刺さるかもしれませんので、もうやめます。
ただ、開業前の先生がそうやって無責任な情報に振り回されてしまったら、失った3年は取り戻せません。

このサイトでは、勤務医の先生が本当にやるべきことについて率直にお伝えしたいと思っています。もちろん私にも、この情報を発信する「ポジション」があって「丸橋の話を聞いて開業したやつは成功する」という名誉を手に入れたいと思っています(笑)

これについては別の機会で話したいと思いますが、いずれにしても、情報の価値は、発信者ではなく受け手が評価するものです。
私の情報も、あなた自身が評価してください。


ということで、まず最初にお伝えしたいことは「勤務医こそ売上にこだわれ」という話です(嫌われそうな話ですね)。

自分が稼いでも院長が潤うだけじゃないかと思ったあなたこそ、これは本当に大事な話です。

皆さん、お金欲しいですよね?
現実的に、お金は人生の問題の8割くらいを解消してくれます。
開業して成功すれば、この国で十分に豊かに生きていける収入を得ることができます。歯科医師というのは、地域医療への貢献も、社会への貢献も、稼ぐことと両立できるお仕事です。

そして、お金に好かれるには、お金に詳しくなる必要があります。
しかし、うっかり「金融」とか「会計」のお勉強から始めてはいけません。
それはあくまで「お金を稼ぐ」という絶対的な力の上にしか成り立たないからです。


もう一つ付け加えると「院長に気持ちよく給料を払わせる」ことを心がけましょう。

昔から自分の給料の5倍以上稼いで一人前という言葉があります。
仮に給料が60万円なら300万円は売り上げないと、院長から認められないのです。
残りの240万円が丸々院長のポケットに入るのかというと、そんなことはなく、240万円から様々な経費を除いて、純益として残るのは30万円くらいです。
つまり、医院の利益になるのは、先生の売上の10%程度だということです。


そしてこの稼ぐ力ですが、一番伸びるのは「開業前」なのです。

もし先生が開業を考えてなくても、若手時代は開業するつもりで過ごしたほうがいいです。
そもそも稼ぐ力って、自然につくものじゃなくて、意識してつけるものなんですね。
開業する気がなかったら稼ぐことを意識する機会がないので、歯科治療は上手になっても稼ぐ力は身につきません。
歯科治療だって、なんとなく形成していても上手くも早くもならないじゃないですか。
キレイに形成したい、手を早くしたい、と意識して診療することで、実現しますよね。
それと同じです。

戦場に出てから戦い方を訓練する人はいません。
訓練は平時にするものです。
稼ぐ力を身につけずに中年になると、困ったおじさんDr & おばさんDrになっちゃって、居場所がなくなることは容易にイメージできます。

で、ここで大事なのは、何を頑張るかってことです。

詳しくは、Facebookで友達申請またはフォローしてください。メッセージも歓迎します。もちろん変な勧誘とか、売りつけたりとか、口説いたりとかはしませんので、安心してください。ただ、成功したら「丸橋の話を聞いたからだ」とだけは言ってください。笑

ところで、私が完璧な準備をしていたのかというと、実はできてなかったです。
だから苦労しました。
それでも何とかなったのは、私が開業した2006年は回り道する余裕があったからです。
平成から令和に移り、回り道する余裕は減りつつあると感じます。
このサイトに書いていることは『もし自分が若手時代を令和で過ごすとしたら⋯』という仮定のもと、過去の自分に向けて書いてます。
現在、若手の先生は、何か感じるところがあれば幸いです。

応援してます。

友達申請、
フォローして下さい。